ハルノの日々の話

ふつふつと湧いてくる言葉を詩にしたりただ書き連ねたり

言葉は絞り出しても”良いこと”なんてなにもない

ほとばしるまで

話す言葉を

いつも悩んでいる

頭の中で

取捨選択が止まらない

きっと脳が汗をかく臓器なら

私の頭蓋骨の中はずっと”ちゃぽちゃぽ”と音が鳴ってる

 

一方で

何も選択せず言葉を落としていく人がいる

誰も傷ついていないと本気でそう信じている人がいる

自由に見えるその人に

魅力的とは思わないけど

どこかで羨む自分がいる

 

一方で

何も話さない人がいる

誰もその視界に入っていないかの如く

ただ佇んでいる人がいる

去るわけでも微笑むわけでもない

自由に見えるその人のことも

どこかで羨む時がある

 

あの人たちはしあわせなのかな?

 

私はいつも言葉を

絞り出している

もうすでに2度3度絞った雑巾を

さらに頑張って絞るみたいに

 

力がいるし

多分絞らなくてもいいのに

そんな時に出た言葉は

感謝されたとて疲れしか残らないし

感謝されないともう痛みしか残らない

 

「沈黙は会話の大切な部品の一つです」

 

だれかがそう教えてくれたから

少しは心が軽くなったけど

言葉は

ほとばしる が

一番いい

あふれだす が

心地よい

黙りたいときは黙っておけ

いつかとめどなく流れだすまで

それがきっと幸せだ